しつけの時期
しつけは、飼い始めてからできるだけ早めに行いましょう。
生後1〜3ヶ月ぐらいの期間を社会化期といい、この期間は順応性が高く、色々な経験が強く印象に残るといいます。
飼い主がよく触り、知らない人に合わせたり外に連れていき、車や町の様子、音などの環境に慣れさせましょう。
※予防接種が終わるまでは、地面に下ろしてはいけません。
この期間にしつけが不十分だと、臆病になったり、警戒心が強い犬になってしまいます。
この期間にいろいろな経験をさせておくようにしましょう。
犬にとってのしつけとは?
厳しくしつけをすると、かわいそうだとか思われる飼い主さんもいるようですが、犬にとっての幸せ、しつけというのをしっかり理解しておきましょう。
しつけとは、犬と人がお互いに気持ちよく共存できるように、人に対して従属的に教育をすること、いろいろなことに慣らしていくこと、そして、飼い主の命令に従わせ、主従関係を犬に認識させることです。
ところが、甘やかしたり、いいかげんなしつけをしてしまうと、主従関係を理解できず、自分がリーダーと勘違いして、わがままになったり、気に入らないと吠えたり、噛み付いたりと様々な問題が起きてます。
ダックスフンドは、とても賢い犬です。飼い主が上手にしつければ大変従順な犬になります。
犬にとっては飼い主との従順な関係が幸せな関係といえます。
誰からも好かれる犬になるようしつけていきましょう。
しつけのポイント
ポイント@犬のペースに合わせない
何でも人が優先です。きげんをとったり甘やかしたりしてはいけません。犬は後回しということを理解させてください。
ポイントA犬の習性を理解する
犬は人に服従しているときはストレスがかかりません。逆にかわいそうと自由にさせてしまうという考えが結局ストレスを与えてしまうことになります。
ポイントB気分で対応を変えない
常に安定した態度で接してください。気分しだいで対応が変わると犬が戸惑ってしまいます。
ポイントC一緒に食事をしない
犬の社会では、リーダーが食事を終わるまで他のものは待つという習性があります。飼い主、人がリーダーということをはっきり認識させてください。
ポイントDまとわり付いても無視する
遊びも飼い主ペースでして下さい。遊びたいときにいつも相手をしてしまうと、自分の思い通りになると勘違いしてしまいます。
あくまでも、飼い主主導でということ、飼い主がリーダーということを認識させることがしつけのポイントになります。
ほめ方・叱り方のポイント
言うことを聞いたり、上手にできたときは思いっきりほめてあげて、満足感を与えてあげましょう。上手にできたときは、目を合わせてなでてあげてください。
叱るときは、タイミングよく罰を与えることが重要です。タイミングが悪いと、犬が何がいけなかったのかがわかりません。体罰は不信感を与えてしまうので厳禁です。
いけないことをしたときは、首をつかんで押さえ込みます。それでも落ち着かない場合は、仰向けにしてのどもとを押さえ込みます。また、言葉で叱るときも、きびしい顔つきで、ダメなどと短く一度だけ言うようにしましょう。
散歩中は、リードを引き首にショックを与えるようにしましょう。
ほめるときは、目を見てしっかりとたくさん褒め、叱るときは、犬に不快感を与え、してはいけないことを理解させましょう。